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Staff Diary
スタッフ日記 [不定期更新]
2011/03/16 地震の春に。

もうすぐ春だというのに、厳しい冷え込みが襲っています。
今年はじめての更新が、この大地震に寄せてとなってしまいました。
被災地の皆さま、ご関係の皆さま、どれほどの寒さか計り知れませんが、どうかがんばってください。。 
一日も早い復旧を心からお祈りしています。。

去る3月11日。下北沢のわたしたちの事務所は信じられないくらい揺れ、思わず外に飛び出すと
街には人があふれていました。地面も、電柱も、電線もみんな大揺れ。
目の前の喫茶「つきまさ」さんの亀ちゃんは大騒ぎだし、
はすむかいの灯油屋さん(!)のおばちゃんもちょっと焦り気味でした。
それでも19日の二子玉川のパフォーマンスが中止になるなんて、思ってもいなかったんです。

森山開次がはじめてオーディションをさせていただき集まってくれた多摩美の映像演劇学科の学生さんたち。
ひびのこづえさんの衣裳と、川瀬浩介さんの音楽と、それはそれはビックリ仰天なパフォーマンスの稽古は、
着々と、綿々と進んでいました。
その場に居合わせた誰もがくすっと笑い、幸せになってしまうような、そんなパフォーマンス。
今もそのメロディが繰り返し頭の中で鳴っています。

普段テレビをつけっぱなしで観るということが本当にないのですが、パフォーマンスのこと、進行している
仕事の関係があって、地震発生以来ずーーーーっとニュースを流していたら、 気づけばすっかり気持ちが落ち込んでしまっていました。
当然のことながら、自分ではどうしようもないことがある、自分の無力さに直面せざるを得ない数日間でした。

地震から2日後の日曜、新宿に出たら、いつもより静かな街は、すこしずつ日常に戻り始めていました。デパ地下にあふれんばかりの食料品。ギャップにおかしくなりそうでした。

16日火曜日、悶々と出社すると、すこしずつ便りが届き始めました。
事務所では弊社代表・香瑠鼓さんが、映像ディレクター・須藤カンジさんと新しく生みだそうとしているプロジェクトのチェックを。パソコンから流れる美しい音楽。
「いい曲ですね」というと、それはそれは力強く「できることは、たくさんたくさんあるのよ」と微笑む香瑠鼓さん。

午後になると島田大介さんとコトリフィルムさんから「糸色」なるサイト立ち上げのお知らせが。

”救援にも行けず物資をも送れず自分の無力さにただいらだつばかりで、
映像作家として何か出来る事ないかとみんなで考えました。
テレビも悲惨な惨状を流し続けてる中、阪神や新潟の時被災地の方々の支えになったのは、
世界中のみんなからのエールなんじゃないでしょうか。
新たに電気を使わずに明かりはロウソク、カメラはデジカメ、編集はノートパソコン、バッテリが切れるまでに仕上げました。
コトリフィルム 島田大介”

ぜひ観てください。
糸色-Itoshiki-:http://itoshiki.info
Youtube:http://www.youtube.com/watch?v=eQmXg69rK3I

被災地にいるわけでもなく、東京で、しかも計画停電からも通勤困難からもはずれているのに、
口にするのもはばかられますがすっかり疲れていた我々、たくさん元気をいただきました。
音楽も映像もすごい。ただでさえ素敵な皆さんなのに、かっこよすぎです(涙)

ダンサーとして、アーティストとしてできることってなんだろう、と、考えると動けなくなりますが、
あまり考え込まず、できることからやってみようかと思いました。

http://www.youtube.com/watch?v=YnGe3YRuaPY
2009年に広島で撮影した映像のショート版です。決して派手でもストレートなメッセージでもありませんが、
あのとき広島でのダンスに森山開次がこめていた想いが、わずかでも伝われば幸いです。

できることはたくさんたくさんある、と信じてひとつひとつやっていきます。
皆さまもどうか力を落とさずに。もうすぐ桜の春です。






2010/12/31 2010年をふりかえって。

森山開次10years anniversaryとして駆け抜けた2010年が終わります。

今年の仕事始めは写真家モート・シナベルさんの鎌倉での撮影でした。
スタイリスト長瀬哲朗さんとの久々のお仕事。この写真はフランスでのみ
発行されている【some/things magazine】issue BLACKに掲載されています。
山のてっぺんからみた海に沈むものすごい夕陽と、暗闇の竹林での撮影をよく憶えています。

4月には「The Velvet Suite」テキサス公演、6月には「弱法師 花想観」のトルコ公演。
帰国直後から広島でのワークショップ、ソロ公演のPRをあわただしく行い、
6月末には梅若玄祥先生との舞台「鷹の井戸」ではじめて国立能楽堂の舞台に
たたせていただきました。

7月はいよいよ2年ぶりのソロ作品「翼 TSUBASA」でのツアー。
8月に佐渡薪能をはさみ、9月札幌公演終了まで、ツアースタッフはもちろん、各地でたくさんの方々に支えていただき無事終了することができました。

ツアー終了後休む間もなく、個展の撮影、パフォーマンスの打合せ、フィギュア・オブジェ制作、
トヨタLEXUSの撮影、そして『七人の侍』月光舞シーンの打合せ・リハーサル・手洗いダンス・・
怒涛のものづくり集中月間・・その合間に和歌山を旅させていただき、水墨画家長澤芦雪の足跡を追った姿は
2011年2月8日NHKハイビジョン・プレミアム8にて放送予定です。

11月11日からの初の個展は、約2年をかけて準備し、設営ひとつひとつからギャラリーの皆さん、
スタッフの皆さんとともに行い、森山開次の思いのすべてがつまった、まるで初めての公演のような、忘れられない時間となりました。

今年いろいろな会場に足をお運びくださった皆さま、ほんとうにありがとうございました。
またお力を貸してくださった関係者・スタッフの皆さまに心よりお礼申し上げます。

最後になりましたが、5月に森山開次のお母さまが亡くなったことは、言葉にしようのない出来事でした。
いまだにどうこの場で言葉にしていいものかわからずにいます。

いつもご自分のことはそっちのけ、愛情のかたまりで、少女のように愛らしく、太陽そのもののようなお母さまでした。
晩年は劇場にお越しいただくこともままなりませんでしたが、お母さまが大切にしていた想いのようなものが、
スタッフの中にずっと消えることなく残っていくことと思います。
全国の皆さまから森山開次宛にたくさんのメッセージをいただいたこと、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。

2011年も新しいプロジェクトが進行します。初顔合わせのアーティストの方もいます。
ひとつひとつの出会いを楽しみに、そして大切にしていきたいと思っています。
皆さまにとって新しい年が希望に満ちたものになりますように。
そしてまたたくさんの場所でお会いできることを心から願っています。
どうぞよろしくお願いいたします。


2010/11/27 【森山開次展』パフォーマンス1!

明日はいよいよ『森山開次展』ダンスパフォーマンス1が行われます。
以前ギャラリーエークワッドのイベントに参加させていただいたときは、
ひびのこづえさんの個展で、昼間の時間帯でした。
今回はじめて、夜の時間帯のパフォーマンスを行います。
本日リハーサルをしてきましたが、明かりが美しく、とてもよいかんじです!

森山開次は舞台公演と並行してこれまで多くのお仕事に参加させていただきました。
そのうち、わたしたちスタッフが一観客としてみても非常に面白い!と感じるものの中に、ファッション撮影のshootingと、イベントでのパフォーマンスがありました。

森山開次の中に眠っているいろいろな顔が、服によって浮かび上がる瞬間。その日の空間によってどんどん変わっていくようす。それは舞台でのソロ公演では見ることのできない、予想もつかない瞬間の連続で、それはそれは観ていて面白く、表現者としての森山開次の奥深さが垣間見えるものです。

残念ながら雑誌のファッションshootingはもちろん非公開ですし、イベントもclosedのものがほとんどでした。今回竹中工務店ギャラリーエークワッドさんの企画により、ほぼはじめて?広く皆さまにご覧いただきます。

参加者は個展のメイン展示【存在と不在】制作に関わったメンバー。
島田大介さんの映像は個展の映像とまた一味ちがい、とても素敵です。
数年前からお知り合いのJULIUS(ユリウス)デザイナー・堀川達郎さん。
堀川さんの服は森山開次に強さを与えてくれます。
そして森山開次の創作のパートナーともいえる、ヘアメイクの松本順さん。

松本さんのヘアメイクには魂がこもっていて、森山にいつも新しいインスピレーションを与えてくれます。
森山のイマジネーションの世界を現実にしてくれるのが松本さんです。
何でも創ってしまう松本さん、ビックリ!
こちらの希望を丁寧に分解し、文献を調べたりくださり、何倍にもかえしてくださいます。

そもそも松本さんとのご縁がきっかけで島田さんとお知り合いになり、今回の個展につながりました。本当にSpecial Thanks!な方です。

夢にも思っていませんでしたがそんなメンバーの対談が実現!
司会森山開次?でお届けします!
ぜひ面白い質問もぶつけてください(笑)

明日展示とのちがいも楽しみながら、パフォーマンスの世界を体験いただけたらうれしいです。ご来場心よりお待ちしております!

*なんとustream中継されます! 遠くの方もぜひご覧ください。
http://www.ustream.tv/channel/kaiji-moriyama-live





2010/11/23 『七人の侍』終了。

デザイナー山本寛斎さんの【KANSAI SUPER SHOW『七人の侍』】が終わりました。
夏場から打合せを重ね、皆さんと創り上げた森山開次の「月光舞」でした。
豪華な出演者の皆さん、大勢のボランティアキャストの皆さんもさることながら、
寛斎さんを中心に、スタッフの皆さんが全員侍のごとく、揺るぎないパワーにあふれ、一団となって困難に立ち向かっていく、圧巻の舞台裏でした。。
しみじみすごかった・・・! ご来場の皆さまありがとうございました!!

2010/11/11 「森山開次展」スタート。

気づけばなんと久しぶりの更新です・・!

いよいよ本日、森山開次・初の個展「森山開次展 ハコ・ヒト・ハコ 踊り|空間|映像」がスタートします。

この展覧会は、森山開次と映像作家・島田大介さんとの幸せな出会いによって始まりました。

昨年の春、はじめて森山開次を撮っていただいた満開の桜の下での撮影。
あの日撮影チーム全員で集合し、わくわくして夜明けを待っていたときの気持ち、
信じられないくらいきれいな朝のひかり、散ってしまうんではと心配だった桜が
踊る森山の上に大量の雨のように降ってきて、まるで夢の中のようだったこと、
昨日のことのように思い出します。ずっと待ち焦がれていた一日でした。

その映像「longing for ―慕情」をはじめとして、たくさんの方が次々と
本個展に参加くださり、当初予想もしなかったボリュームとなりました。
その制作のひとつひとつ、出会いのすべてがかけがえのないものでした。
今日こうして初日を迎えられることをギャラリーエークワッドの皆さま、
関係の皆様に深く感謝します。

すべての皆さまに楽しんでいただけますように。
どうかお立ち寄りいただき、ご感想お知らせいただければうれしく思います。
ご来場心よりお待ちしています。




2010/07/23 翼。

いよいよ本日、【翼 TSUBASA】初日をむかえます。
この公演を上演するまでには、決して平たんではない、長い道のりがありました。
多くの皆さまのご協力のおかげで、こうして初日にたどりつけたこと
心より感謝しております。

初演の2001年、私は本当にたまたま現場に入ったお手伝いスタッフAだったのですが、
そのときの強烈な印象、ピアノのメロディーのひとつひとつまで、
いまでも鮮明に覚えています。

この作品を再演することに決めたとき、はたして初演を超えられるのかな、
ということがいちばん気がかりでした。
長い稽古期間を経て、10年前とはまったくちがう、新しい作品が
できあがった、そんな気がし感慨深いです。

森山開次、ピアノ阿部篤志さん、トランペット田中一徳さんの
ありったけの思いをどうか感じてください。
自作のオブジェもとーーーっても素敵ですよ。

スタッフ一同、ご来場を心よりお待ちしています。




2010/05/15 10 years anniversary

森山開次10years anniversaryの今年は、例年にも増してめまぐるしく毎日が過ぎてゆきます。
翼、テキサス、翼、翼、トルコ、鷹の井戸、そして個展〜〜・・といった状態。
並行して『DDD』連載のイラストや、各誌掲載原稿、プロモーションをこなしていく森山開次です。

今晩は年末の個展の打合せでした。実はこの個展・・舞台制作を2,3本並行して進めているような密度でなかなか手ごわいのですが、ギャラリー側そしてクリエイターチーム、会ってお話していると元気が湧いてくるような皆さんばかり。
素晴らしいメンバーに恵まれ進行しています。
生みの苦しみが重なってますが、夏以降一気にご覧いただけることを励みに一同がんばります。どうぞお楽しみに!


2010/04/22 【速報】The Velvet Suite テキサス公演 初日終了!!

たった今、"The Velvet Suite" テキサス公演初日無事終了いたしました!

緊張の中、開演した本公演。

スタンディングオーベーション、鳴り止まぬ拍手のなか、オースティンのお客様とともに幕を閉じました!

今まだ興奮状態でキーボードを叩く指が震えていて、うまく言葉にすることができずもどかしいのですが、、、
ただ、ただ、本当に、素晴らしい公演でした。

明日は8時から本番!
オースティン最後の夜になりますが、どうぞよろしくお願いいたします!!

by MT

2010/04/22 The Velvet Suite 初日直前レポ

はじめまして。今回のツアーに参加させていただいている制作MTです。

とうとう今晩がThe Velvet Suite テキサス公演初日です。

現在、仕込みの最終調整中。
昨晩の和気藹々ムードから一転、細部まで念入りに調整する緊張感溢れる劇場内にいると、こちらも身が引き締まります。

しかし物理的な身が引き締まらないのは、連日のアメリカンサイズのご飯がたたっているもよう。
Robertさんや劇場の方から聞いたお勧めランチスポットを日々散策しているのですが、昨日のタイレストランでは、メニューのセレクションで勝敗が真っ二つに別れる結果に。
そして、本日のランチ行脚では昨日苦い(甘い味付けだったのですが)試練を強いられた照明Mさんと音響Kマンの二人はPitaPitという近くのピタサンド屋さん(おととい確認済み)にまっしぐら。その他のメンバーでテキサスの開拓精神を引き受けるべくMekon Riverというベトナム&タイ料理レストランへ新規開拓。

ベトナム公演を経験済みの森山さん&スタッフの方々も唸らせる本格ベトナミー(アメリカンサイズ)!
これで今日の本番も元気モリモリ。

さて、Fusebox Festivalのオープニングを飾る本作品ですが、その直前に、オースティンのシンボルともいえるテキサス州議事堂から200人のダンサーがツーステップで、行進するというイベントがあるそうです。

どんなツーステップなのか!? こちらも是非とも観てみたいです。

フェスティバル初日を祝福するような快晴のオースティン。

開演が待ち遠しいです。


2010/04/20 テキサス日記

テキサス2日目。
相変わらずお天気がパッとせず・・ でしたが、みんな元気です。夜はJulie, Robert,フェスティバルのartistic director Ronさんと森山開次ツアーメンバーで食事にいきました!
「テキサスらしい食事」ということで、バーベキューです! 海外で食事が口にあわないのがいちばんつらいですが、今回はJulieとRobertのおかげでおいしいごはんを皆でいただいております。感謝!

*写真1枚目 左から森山開次、testperformancetestプロデューサーJulieさん、
(スタッフ)、JulieさんのアシスタントRobertさん

*写真2枚目 久々の共演!バイオリニストの室屋光一郎さん!!


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